
「あなたの資産と負債はいくらですか?」と質問されて、一体どれだけの人が答えられるのだろうか。私は漠然とですが、ゆくゆくはこの質問に答えられるようにしなければならないなぁと考えていました。それで3年ほど前に、簡単なところから、自分の把握できる分量まで持っているモノを処分することにしました。それに、いつ自分が死んでしまうかもしれないのですから、極力死んだあとに家族に迷惑をかけたくはないなぁと。そこで、何年も着ていない服や、2年以上読んでいない本、使っていない文具など、不動産を持たない自分としては、せいぜいこんな程度だったけど、かなり身軽になり、同時に自分のことが随分と分かったような気がしました。思った以上に自分はあっさりしているなぁとか(笑)
けど、改めて「あなたの資産と負債はいくらですか?」と今問われても、私は答えることができない。取得原価主義であれば、計算することもできるだろうけど(笑)、時価主義と言われてしまえば、預金以外の資産はゼロの可能性もある。預金と負債だけ(笑)
自分を貸借対照表(バランス・シート)で把握する人はほとんどいないでしょうが、本書はそれを勧めます。
第1章 ヒト part1
自分の価値を「見える化」してレベルアップ
第2章 カネ
相互理解のツールとして戦略的に使いこなす
第3章 ヒト part2
ネットワークにおける自分の価値をアップする
第4章 モノ
「本当は所有できない」ということを理解する
もちろん、それは具体的な金額を算出することにあるのではなく、「己を知る」という大原則を実践するため。自分の財務状況をきちんと把握し、自分に必要な金額は最低いくらなのか?それに対して、現在いくら稼いで、どれだけの時間を費やしているのか、を知ることが全ての出発点と主張しています。そして、「時間」を最も大切にすべきと主張するのです。
そのうえで、「ではどのように人と付き合い、カネを稼ぐか」ということを著者なりの考えを述べています。
本書の考えに賛成する人もいれば、そうでない人もいるのは当然でしょう。昨日取り上げた長谷部選手の『心を整える。』(記事はこちら)に比べれば、かなり著者の主張がはっきりしているし、その分だけ批判も受けやすいとは思う。けど、個人的には(第4章などはよく理解できない話があったけど)基本的な考え方はとても参考になりました。上で書いたバランス・シートの話もそうですが、「カネ」を生むのは「モノ」と「ヒト」という発想は誰も否定できないように思います。
たとえば、amazonではほとんどの設備が機械化されており、機械(システム)化されていない(機械化するにはコストがかかり過ぎる)部分については、そこを埋めるように人間がカバーしていると聞きます。そうすると、「モノ」>「ヒト」の企業なのだと思います。
逆に、まだまだ機械(システム)化されていない企業では、「ヒト」の比重が大きくなるため、「ヒト」>「モノ」で「カネ」を生んでいると言えるでしょう。もっとも、その場合の「ヒト」というのは本書でいうところの「モノ」に置き換えられてしまう場合も多いかもしれませんが・・・。
本書の最後で述べられている「カネ≒モノ ⇒ カネ≒ヒト」へのシフトは、とても参考になりましたし、事実そのようになってきているのだと思います。私自身についても、そういう視点を今持たなければならないような気がします。
もう一つ、ドキっとしたことがあります。「休み」を安く見積もるな、という部分です。たしかに、私は仕事をしているときのような集中力というか時間への執着を、休みのときに持っていません。仕事のある日の休み時間は時間を気にして、大切に使おうとするのに、一日休みになってしまうと結局何にもやってないんじゃない?と焦ってしまうこともあります。まぁ休みなんだから良いじゃんって話なんですが、たぶんモヤモヤを感じている自分がいるということは、結局足りていないんでしょうね。
自分に対してどれだけ「価値」を生み出すことができるか。それが「貨幣」なのか「知識」なのか「愛」なのか、様々な「価値」のカタチがあると思いますが、少なくとも自分が「充実している!いい日だった!」と毎日思えるように、一日一日を大切にしていきたいなぁと思います。
弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣






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